痔にならないために

痔の予防10箇条

  1. 常にお尻を清潔にしましょう
    肛門に汚れが残っていると、細菌繁殖の原因になります。排便後は紙で拭くだけでなく、温水洗浄便座やシャワーなどで洗い流すと効果的です。
  2. 毎日入浴しましょう
    入浴すると、お尻を洗って清潔にできるだけでなく、湯船に浸かって温まれば肛門の血行を良くすることもできます。
  3. お尻や腰を冷やさないようにしましょう
    お尻や腰を冷やすと、肛門の血行が悪くなります。寒い時期やスポーツで汗をかいた後などには、お尻や腰を冷やさない工夫が必要です。
  4. 同じ姿勢のままで長時間過ごさないようにしましょう
    座ったまま、立ったままで過ごしていると、肛門がうっ血する場合があります。同じ姿勢が長時間におよぶ時は、途中で体を動かすと血行が改善します。
  5. 長時間のドライブは避けましょう
    長時間ドライブするということは、同じ姿勢が長時間続くということです。運転を職業としている方も含めて、途中で休憩を挟んで体を動かすよう気をつける必要があります。
  6. いきまず自然に排便しましょう
    過度のいきみは肛門にうっ血や出血を起こす場合があります。トイレに入っても無理に出し切ろうとせず、自然に排便できる分だけにとどめるよう習慣づけると効果的です。
  7. 便秘予防に努めましょう
    便秘になると、硬い便が肛門を傷つける場合があります。食物繊維の多い食事の摂取や定期的な運動などが便秘予防に効果的です。
  8. 下痢予防に努めましょう
    下痢になると、肛門に激しい刺激が与えられたり、細菌が繁殖しやすくなります。暴飲暴食を避けたり、お腹を冷やさないようにすることなどが下痢予防に効果的です。
  9. お酒や刺激物、タバコは控えめにしましょう
    お酒の飲み過ぎ、香辛料などの刺激物の摂り過ぎ、タバコの吸い過ぎは肛門の血行を悪くしたり、下痢や便秘を起こす場合があるので気をつける必要があります。
  10. ためらわずに専門医を受診しましょう
    痔の多くは早い段階で治療を開始すれば、比較的安易に治すことができます。お尻や肛門の具合が少しでも気になったら、ためらわず、そしてすみやかに受診することが痔を治すための近道となります。

痔になってしまったら気を付けること

毎日の生活習慣にほんの小さな心がけを加えるだけで、痔の症状が改善する場合があります。以下のようなことを心がけながら過ごしてみましょう。

  1. お風呂でお尻をいたわりましょう
    お風呂をシャワーだけで済まさず、しっかりと湯船で温まって、痔で悪化した肛門の血行を改善させましょう。また、石けんでお尻を洗うと、肛門にかゆみが生じる場合があります。ぬるま湯だけでやさしく洗いましょう。
  2. トイレでいきまないようにしましょう
    定期的な排便時間を決めずに、便意を感じてからトイレに入りましょう。また、入っても5分以内とし、いきんで無理に出し切ろうとするのはやめましょう。
  3. 温水洗浄便座での洗い過ぎに注意しましょう
    トイレの温水洗浄機能によるお尻の洗い過ぎは、肛門周辺を傷つけるなどして痔を悪化させかねません。水圧を低めに設定し、できるだけ短時間の洗浄で済ませましょう。
  4. 座って過ごす時は体を動かしましょう
    座った状態が続くと、肛門がうっ血して痔を悪化させかねません。長時間座って過ごす必要がある時は途中で体を動かしたり、時々肛門をキュッと締めて動かすなどして肛門の血行を保ちましょう。
  5. 食事に気を配りましょう
    下痢や便秘を起こしやすいお酒や辛い物をできるだけ控え、栄養バランスの良い食事の摂取を心がけましょう。特に野菜をたっぷり摂ると効果的です。
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